出国準備で日本からドイツへ持っていく荷物【食べ物編】をご紹介します!ドイツ以外の海外へ行かれる方も是非、参考にしてみてください。
- 海外赴任を予定している出国準備中の方
- 海外に持っていく日本食について知りたい方
- 海外のアジアスーパーに売られている食べ物を知りたい方
何を持っていけば良い?
生まれも育ちも日本人の私の体は、欧米の食生活が毎日続くのは絶対無理!と思っていました。
そんなわけで、日本からできるだけ沢山の食材を持っていきたいけど、何をどのくらい持っていけばいいの?という疑問にお答えします。
優先順位の決め方
我が家の海外引越は船便は利用せず、航空便と手荷物・受託荷物のみにしたので、重量問題はかなりシビアでした。
そこで以下のように優先順位を決めて、持っていく&送るものを絞ることにしました。
- 日本でしか手に入らないこだわりの食品(地方限定物・高級食材)
- 日持ちするもの(賞味期限4〜6ヶ月以上)
- 軽いもの(乾物、粉末だし、乾麺など)
これらを踏まえて決めたルールがこちら
- 現地で買えて重いものは現地で調達する。
- 現地で買えて軽いものは、賞味期限や1か月あたりの消費量から持っていく量を決める。
- 個人的に絶対に外せないこだわりの食品は、多少重くても持っていく。
おすすめの日本食材
個人的にお勧めするものを最高★★★でつけたので参考にしてみてください。
アルファ米 ★★★
到着してしばらくの間は、調理環境が整っていないことが多いのでご飯を炊くことにも苦労します。このアルファ米はお湯を入れるだけで、炊き立てのようなふっくらご飯が食べられる優れもの。しかも軽くてかさばらず日持ちします。
アマノフーズ雑炊 ★★★
こちらもアルファ米と同様におすすめの食品。こちらは風邪や胃腸炎など病気になった時に重宝します。
粉末だし ★★★
我が家は味噌汁を毎日飲み消費量が多く、粉末だしは軽いので賞味期限が許す限り大量に持っていきました。アジアスーパーに売っている出汁の種類は2~3種類くらいしかなく、かつお風味の化学調味料が主流です。
こちらのやすまる出汁はめんつゆのほか、お好み焼きやチャーハンに混ぜるなど、日本料理に幅広く使えます。2~3個くらい持参するのをお勧めします。
のり、味付けのり ★★★
ドイツに売っている安い海苔はほぼ中国産・韓国産で、国産の海苔は10ユーロ以上します。おにぎりや寿司でよく使うのと、子供たちは海苔が大好きなので大量に買って持っていきました。
かつおぶし ★★★
かつおぶしはドイツで一袋6~8ユーロくらいします。お好み焼きはドイツの食材でも手軽に作れて、外国人にも大人気の日本料理。
乾物 ★★★
切り干し大根、わかめ、昆布、キクラゲ、ひじきなどの乾物ほとんどが中国産・韓国産で値段も高価。軽くてかさばらないので大量に持っていける優秀食品です!特におすすめなのが海外で手に入りにくい乾燥ごぼう。面倒な下ごしらえをすることなく、美味しいきんぴらごぼうが簡単に作れちゃいます。
緑茶 ★★★
日本の緑茶は現地の日本人に大変貴重がられ、外国人へのお土産・プレゼントにも喜ばれます。ドイツでもグリーンティーは売られていますが、日本茶の味には及びません。
めんつゆ ★★★
美味しいうどんやそばを食べたかったので。麺つゆは海外で高価で種類も少ないので数本持っていきました。
和風ステーキソース ★★★
海外は分厚い肉を食べる機会が増えるので、和風おろしのソースがあれば手軽に和食っぽい食事が作れます。
浅漬けのもと ★★☆
ドイツで買える漬物は黄色い一本パックのたくあん位です。箸休めに漬物が恋しくなったら自分で作るしかありません。粉末タイプの浅漬けの素は軽くて、作り方も簡単です!
\ヨーロッパで手に入る野菜についての記事はこちら/(
ふりかけ ★★☆
アジアスーパーでそこそこ見かけますが、日本よりずっと種類が少ないので、珍しいものを中心に持っていくとお土産にも喜ばれます。
鮭フレーク ★★☆
鮭フレークはアジアショップでも見かけないので、鮭おにぎりを食べるのであれば常温保存可能なタイプを持っていくのをお勧めします。
すりごま・ねりごま ★★☆
国産の煎りごまはアジアスーパーで売られていますが、すりごまは見たことがありません。すり鉢を持って行くよりも、すりごまを持っていく方が調理が楽で荷物も軽くて済みます。
豆板醤、甜面醤 ★★☆
麻婆豆腐や回鍋肉を作りたい時に活躍してくれるこの調味料、国産のものはあまり見かけません。中国産のを何度か試してみましたが、国産のほうがやはり美味しいので3本くらいは持って行っていいと思います。
そうめん・うどん ★☆☆
そうめんやうどん、そばなどの乾麺はアジアスーパーで安価で手に入りやすいので、もし持っていくなら少量でも大丈夫です。
ちらし寿司のもと、すしのこ ★☆☆
寿司酢は手作りできるので、持っていかなくても何とかなりますが、ひな祭りや外国人に手作りの寿司を振舞うなど、それなりに出番はありました。
片栗粉 ★☆☆
アジアスーパーに2~3ユーロくらいで売られていますが、軽くて日持ちするので少し持って行くと楽です。
真空パック切り餅 ★☆☆
お正月やときどき無性にお持ちが食べたくなった時用に、重いので真空パックの切り餅を一袋だけ持っていきました。アジアショップでは冷凍の大福が売られているので、これで十分かなとも思います。
ドイツでも手に入る日本食材と値段
日本食材が購入できるスーパーは大きく分けて二つあります。
- アジアスーパー(アジアショップ、アジア食材店とも呼ぶ)
- 日本食材店(配達をしているところも多い)
ベルリンは中国系アジアスーパーが多く、デュッセルドルフは日系のスーパーが多いですが、ベルリンに配達が可能な日本食材店もあります。
値段は店によってばらつきがありますが、ベルリン市内のアジアスーパーで売られている日本食材の一覧を作りました。近年ユーロの変動が大きいので、日本円はご参考程度に…。
品物 | 値段(ユーロ) | 日本円(1ユーロ約128円) |
---|---|---|
米10キロ | €38~39 | 約4900~5020円 |
キッコーマン醤油1リットル | €5~8 | 約640~1030円 |
タカラ本みりん1リットル | €6~8 | 約770~1030円 |
ブルドックとんかつソース | €5~7 | 約640~900円 |
オタフクお好み焼きソース | €7~9 | 約900~1160円 |
キューピーマヨネーズ | €5~8 | 約640~1030円 |
かつおぶし 40g | €5~7 | 約640~900円 |
マルちゃん正麺5袋 | €8~10 | 約1000円~1290円 |
うどん・そば(乾麺)1袋 | €2~5 | 約260~640円 |
ミツカン 米酢500ml | €5~7 | 約640~900円 |
粉末顆粒だし 40~100g | €2~4 | 約260~520円 |
国産のり | €10~12 | 約1290~1550円 |
白だし | €6~8 | 約770~1000円 |
納豆3パック(冷凍) | €3~4 | 約390~520円 |
大福(冷凍)1個 | €2~ | 約260円 |
枝豆(冷凍)1袋 | €3~ | 約390円 |
きな粉 | €2~3 | 約260~390円 |
片栗粉 | €2~3 | 約260~390円 |
永谷園 お茶漬け | €4~5 | 約520~640円 |
ふりかけ | €2~3 | 約260~390円 |
タマノイ すしのこ | €2~3 | 約260~390円 |
ちらし寿司のもと | €6~7 | 約770~900円 |
かっぱえびせん | €3 | 約390円 |
めんつゆ 500ml | €5~8 | 約640~1000円 |
味の素 餃子(冷凍) | €6~8 | 約770~1000円 |
カレールー1箱 | €4~5 | 約520~640円 |
みそ 1キロ | €4~5 | 約520~640円 |
ゆであずき缶詰 | €4~5 | 約520~640円 |
味ぽん | €5~7 | 約640~900円 |
わさびチューブ | €2 | 約260円 |
なめ茸 1瓶 | €3 | 約390円 |
いりごま | €3 | 約390円 |
かどや ごま油 | €5〜6 | 約640〜770円 |
どのくらい持っていく?
家族構成や船便の利用の有無で大きく異なりますが、家族人数×1ヶ月の家庭での消費量、賞味期限で持っていく量が決まります。
生活に慣れるまでの6ヶ月分が目安
海外生活に慣れるまでは、食材を見つけるのが非常に大変です(乳幼児連れの場合は特に)。目安として約6年間分の調味料・食料品を持っていくと、生活が落ち着くまでの間かなり楽になります。
沢山持って行きたくても、食品は賞味期限があります。せっかく大量に持参しても風味が落ちて無駄になってしまうのは避けたいですね。
それ以降の日本食材の入手方法は主にこの3つです。
- アジアスーパーで少々高価でも我慢して買う
- 日本の家族から郵送してもらう
- 一時帰国時に大量に購入して持ち帰る
日本からの郵送の場合、主に日本郵便を利用することになります。国滅の差出可否および料金の目安は以下の日本郵便の公式サイトをご参照ください。
乳幼児連れは特に注意!
渡航直後は住居が見つかるまでのしばらくの期間はホテル生活になります。海外のホテルやレストランは、日本のようにサービスやメニューが充実しているという考えを持っていると痛い目に遭います。
大人はともかく、小さなお子様の口に合うメニューを見つけるのは至難の業。そのため、離乳食時期のお子様連れは渡航直後のホテル生活でかなりの高確率で食事に困ります。
- ヨーロッパの食事は基本的に味が濃い(しょっぱい、香辛料が強い)
- ファミレスやコンビニがない
- 和食のお惣菜は無い
- 渡航直後は調理環境が整っていない場合が多い
日本から持参する食器・調理道具
ヨーロッパ圏は平皿やフォーク・スプーンの洋食器が中心です。デュッセルドルフでは和食器や箸を比較的入手しやすいものの、その他の国・都市では基本的には入手が困難と考える方が無難です。
使用頻度の高い和食器
食器は荷物になるので、家族が使う分だけできるだけ安いものを持参することをおすすめします。帰国時に処分する前提で考えれば、100均の食器で十分です。(ただし汁椀に関しては耐久性が悪いため、100均はおすすめしません)
箸(菜箸を含む)は軽いので少し多めに持って行ってもOK。お土産としても喜ばれます。
乳幼児をお連れの方は、お子様の成長を考えて子供箸を用意していくことをおすすめします。
※来客用はコロナの影響もあり、ほぼ使用しませんでした。
調理用具・小物
大抵の調理用具はヨーロッパでも十分揃いますが、炊飯関連のグッズは日本から持っていったほうが安心です。巻きすや菜箸はアジアショップで見かけましたが、見つけるまでが大変でした。
米用の計量カップは盲点でした。1合単位のカップがないと、炊飯のたびに米と水の重量を測るはめになります。
その他にオススメなもの
米とぎグッズもあると便利です。
薬味おろし
ニンニクや生姜のすりおろしには、小さな金具タイプの薬味おろしがおすすめ。壊れにくく洗い物の場所を取りません。
ラップ
日本のラップに慣れていると、外国のラップはストレスを感じると思います。パリッ!ピタッ!とはなりません(笑) 腐らないので駐在期間分まとめて持っていきましょう!
サーモスの水筒
海外には日本のように自販機やコンビニは少ないので、外出時の飲み物は自宅から持参しています。サーモスの水筒は蓋がワンタッチで開き、こぼれにくくて扱いやすいのでおすすめです。
海外の食生活で特に大変なことは?
ドイツ生活に慣れてきた今でも感じる食事の大変さはこちらです。
日本料理店は海外にもありますが、値段が高いお店が多く気軽には利用できません。(大抵1食1200円以上します)
子連れに優しい飲食店はさらに少ないので、限られた食材の中で自炊をする生活が中心となります。その大変さを軽減するためには、少しでも効率よく日本から食材を持っていきたいところです。
まとめ
- 軽くて日持ちする食べ物を中心に持っていく
- 現地生活に慣れるまでの期間(約6ヶ月分)が持っていく量の目安
- 日本の調味料は海外でも手に入るが価格は日本の2~3倍
- 地方限定の食品や高級食品は海外では手に入らない
- 子供連れは特に食材の準備を十分に
持っていく食べ物は、好みが人それぞれなので量や優先順位は変わってきますが、小さなお子様連れの場合はホテル生活でも食べられるものをしっかり用意しましょう!(大人は何とでもなります)
食生活は慣れるまでが本当に大変ですが、慣れてしまえば無いものを手作りしたり、外国ならの食材を楽しむ余裕が生まれてきます。
限られた食材を工夫して楽しむのも、海外生活の醍醐味ですよ♪
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