この記事では
- 海外赴任を予定している
- 海外赴任時に使用するクレジットカードについて知りたい
という方に向けて、海外赴任におけるクレジットカードの使い方についてお伝えします!
海外赴任中は、現地銀行から引き落とし可能な現地のクレジットカードを使うのが一般的です。
実際私は海外赴任中、
の2枚を所持して海外生活しておりました。
「現地ではどうやってクレジットカードを作るの?」
「海外赴任時の日本のクレジットカードの住所はどこにすればいいの?」
「海外で日本のクレジットカードを契約したい」
などなど、海外赴任時のクレジットカードに関する疑問にたくさんお答えしたいと思います。
現地クレジットカードを作成するメリット
と思われる方も多いと思います。
私も最初はそう思っていました。
海外で日本のクレジットカードを使う最大のデメリットは、現地通貨で支払いができないことにあります。
そうなると、海外利用手数料(通常1.6~3%)や為替レートの影響で、現地通貨での決済よりも割高になってしまいます。
海外で10万円分の日本のクレジットカード決済をした場合、海外手数料が2.2%だと2,200円を余分に払う必要がある。
その上、特に近年は円安に変動しやすい状態が続いています。
同じ商品を購入するのに、カードが違うだけで値段が高くなってしまうのです。
そのため、海外旅行や出張など短期間であれば日本のクレジットカードで十分ですが、
を使用した方が圧倒的に有利なのです。
また、海外赴任時は給料が現地の銀行に支払われることも少なくありません。
そうなると、現地通貨で支払いができるクレジットカードがあるととても便利なのです。
- 現地通貨での支払いがスムーズ
- 引き落としが現地銀行からできる
海外に日本のクレジットカードは必要?
そしたら
と疑問に感じる方もいらっしゃると思います。
しかし、現地に到着してすぐに口座を開設できるわけではありません。
海外赴任に日本のクレジットカードを持っていくメリットには、
があります。
もし海外に行って、現地のクレジットカードを作成しようとしても、申請が通らなかったり発行が遅れたりする可能性があります。
日本のカードがすぐ使える状態にしておけば、慣れない海外生活の立ち上げもスムーズになります。
メリットはもちろん、これだけではありません。
- 日本国内(円)での支払いを継続できる(サブスク、公共料金など)
- 海外旅行保険が付帯されている(ことが多い)
- サポートが日本語で受けられる
- 一時帰国時の支払いに役立つ
私は海外にいながらも、楽天Koboなどの国内インターネットコンテンツを利用していたので、日本のカードで支払っていました。
帰国時やいざという時のために、日本のクレジットカードも持っておけば、どちらの国でも安心して利用できますよ!
クレジットカードは2枚持ちが安心
海外での生活では、日本とは異なる通貨や、各国の支払いスタイルに対応するために、フレキシブルな選択が必要になります。
そこで、クレジットカードの「二枚持ち」が便利なんです。
- 為替リスクの分散
- 様々な支払方法に対応
- ポイントを最大限に活用
為替レートは常に変動しています。
私が海外生活をしていた頃は、1ユーロ124円でしたが、2024年では1ユーロ165円まで円安になりました。
【例】海外で50ユーロの買い物を日本のクレジットカードで支払ったとします。
- 円高の時:1ユーロ124円の場合 50ユーロ×124円=6,200円
- 円安の時:1ユーロ165円の場合 50ユーロ×165円=8,250円
円安になると、円高時より2,050円多く支払うことになってしまいます。
円安になると、同じユーロでの支払いでも円での支払い額が大きくなるので、海外旅行や海外での支出はできるだけ円高のタイミングが有利です。
為替リスクを分散する意味でも、円支払ができるカードと、現地通貨支払いができるカードを二枚持ちにすることで、損失を抑えられます。
また、海外利用で特典が多いカードを持っていけば、帰国後もメリットが続くカードを使い続けることで、多くのポイント還元を得ることができます。
現地クレジットカード発行の手順
では早速現地のクレジットカードを発行したいところですが、
「海外のクレジットカードの発行方法がわからない」
という方に向けて、現地クレジットカード発行の手順について詳しく解説します。
現地のクレジットカード申請には、以下の書類が求められることが多いです
- パスポートや在留カード(ビザ)
- 住所証明書(光熱費の請求書や賃貸契約書など)
- 雇用証明書または給与明細
- 現地銀行口座の取引履歴(口座開設から数ヶ月の履歴が必要な場合も)
(1~2週間ほどで自宅に郵送されることが多いです。)
ここまでが、海外でのクレジットカードの申し込みの手順となります。
銀行口座を開設したり、クレジットカードを作成したりするとなると、ある程度の英語力が求められます。
「自分の英語力では不安…」
という方のために、おすすめのカード作成方法を2つご紹介します!
- 赴任先企業や大使館のサポートを利用
- コミュニティサイトのサポートを利用
赴任先企業や、駐在員向けのサポートを持つ大使館が、クレジットカードの手続きをサポートしてくれる場合があります。
また、「MixB」という海外向けのコミュニティサイトで、現地の生活立ち上げを支援する人を見つけることもできるので確認してみましょう。
年会費や手数料の確認を忘れないようにしましょう。
現地のクレジットカードは、年会費や手数料が高めの場合があるため、事前にチェックすることが重要です。
海外から日本のクレカを契約する方法
「海外に来てから、やっぱり日本のカードを発行したくなった。」
とお考えの人も中にはいらっしゃると思います。
ただし、通常は海外から直接日本のクレジットカードを新規契約するのは難しい場合があります。
理由は、日本のクレジットカード会社は、契約者の本人確認や安定した収入の証明などを重視し、日本国内の居住者としての情報を基に審査を行うためです。
そのため、海外からの申し込みを制限しているカード会社も少なくありません。
以下のような方法で、海外からの契約ができる場合もあります。
- 日本の住所を登録する
- オンライン申込対応のカード会社を選ぶ
- 代理人を通じて手続きする
カード会社によっては、家族や信頼できる友人の日本国内住所を登録住所として使い、契約を進められる場合があります。
また、一部のカード会社はオンラインで契約手続きを完了できるようにしているので、日本国内の住所とオンライン確認で契約できる場合もあります。
エポスカードや楽天カードなど、比較的審査が易しいカード会社が、この方法で作成できることが多いです。
特にエポスカードは、持っているだけで海外旅行保険が自動付帯するのでおすすめですよ!
どうしても日本のクレジットカードが必要な場合、代理人(家族など)を通じて手続きできるケースもあります。
カード会社によっては、この方法で契約できる場合があるため、カード会社に相談してみるのが良いでしょう。
ただし、基本的には海外赴任が決まった時点で、事前準備をするのが確実です。
いずれにしても、日本にいる信頼できる家族や友人に、協力してもらうことがマストになります。
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まとめ
海外赴任時には、現地クレジットカードと日本のクレジットカードを2枚用意することで、海外利用手数料や為替リスクを抑えた賢い使い方をすることができます。
現地クレジットカードは現地銀行口座に紐づいたカードを、日本のカードは海外旅行保険が付帯したカードを持っておくのがベストです。
最後にもう一つ、クレジットカードは是非タッチ決済やナンバーレスカードを作成するのがおすすめです。
タッチ決済やナンバーレスカードは、従来のクレジットカードよりも不正利用や情報漏洩のリスクが低く、安全性が強化されています。
特に海外ってスキミング被害多いんですよ。
実際に私は、以前ハワイ旅行に行ったときに、スキミング被害に遭いました。
タッチ決済はナンバーレスカードは、カード番号が外からは見えないので、セキュリティ上安心です。
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