皆さん突然ですが、外国人のお友達はいらっしゃいますか?
近年では日本も国際化が進んだ影響で、外国人の居住者や観光客が多くなっております。
少なくとも一度は外国人と話したことがある方が増えているのではないでしょうか。
私はコロナ禍になる前の2019年から3年間、ドイツで海外生活を経験したのですが、こんな私でもありがたいことに外国人の友人に恵まれる機会がありました。
もともと人見知りな性格で日本でも友人は少なく、英語もろくに話せないまま海外渡航しました。
その時はもちろん
- 3年間も海外でやっていけるのだろうか
- 友達は出来るのかな
とすごーく不安を抱えながら、乳飲み子と幼児を抱え夫に帯同しました。
そして夫が3年の任期を終えて、無事に日本へ帰国しましたが、
「やっぱり海外赴任に帯同して本当に良かった」
と心の底から思っています。
その後うつ病になり、治療してからブログに復帰するまで1年以上かかりましたが、それでも全く後悔していません。
その理由は、ドイツで人生初めて外国人の友達ができたという貴重な経験があったからです。
この記事では
ついて赤裸々にお話ししていきます!
語学学校を通じて仲良くなれた
英語がろくに話せない私が海外に行ってまず始めたことは、語学学校に通うことでした。
私が通った語学学校は、外国人を対象にしたドイツのホルクスホッホシューレ(Volkshochschule、VHS)「ドイツ語コース」です。
ここではドイツへ移住した外国人が多く通っており、レベルに応じたクラスA1(初心者)からC2(上級者)まで様々なコースが用意されています。
入学するまでに色々と苦労しましたが、入学してからは少しずつ周りの生徒とも仲良くすることができました。
なぜ語学学校だと友達ができやすいかというと
からなんですよね。
語学学校は皆同じレベルからスタートするので、ある意味引け目を感じずに話ができます。
ドイツ語レベルもA1(ド初級者)では互いに何も話せなかったのですが、A2(ちょっと話せる)あたりから徐々に会話が続くようになります。
ドイツ語を習得したいという同じ目標を持つ同志として、互いに打ち解けるまでに時間はかかりませんでした。
逆に相手がネイティブ話者の場合、友達になるのは敷居が高くなりますす。
特にママ友グループだと、1人だけ英語やドイツ語が話せない状態で飛び込むのは相当辛かったです。
でも語学学校に通う人たちならそのような心配もありません。
授業の中で出身国についてや、趣味や仕事、好きな食べ物などを聞いているうちに自然と仲良くなりました。
他愛のない話題でも、国が違うだけで断然興味がわくので、お互いに話をしていて飽きません。
また、最後の授業では先生が公園でピクニックを開催してくれました。
学校には色々な国から生徒が集まってくるので、それぞれの国の食べ物を持ち寄ってきます。
ブラジル出身の人はタコスの食べ方を、シリア出身の人は中東料理の食べ方を教えてくれました。
ほかにも珍しいお菓子の紹介や、トルコのコーヒー占いの方法を教えてもらったりして大盛り上がり!
私はピクニックで巻きずしとおにぎりを持ち寄りました。
中でも梅シソおにぎりは、意外にもたくさんの人に好評でした。
巻きずしは「これ、みあが作ったの!?」と驚かれました。(器用だと思ったそうです)
学校の授業ももちろん楽しかったですが、ピクニックはその国の文化を身近に感じられる素敵なイベントでした。
近所や子供を通じて仲良くなれた
語学学校である程度「外国人と話すこと」に慣れたら、次のステップとして近所の人たちとの積極的な交流を始めました。
特に同じ年頃の子供を持つ母親同士だと共通の話題が多く、子供を通じて一緒に遊べたので、打ち解けやすかったです。
友達になれたきっかけは
のが始まりでした。
英語がろくに話せないにもかかわらず、外国人を相手に自分から連絡先を聞くなんて、かなり勇気がいりますよね。
しかも語学学校の友人とは異なり、近所の人と親しくなるにはそれなりに高い語学レベルが求められるのです。
それでもめげずに拙い英語と身振り手振りで、なんとか意思疎通を図っていたら、何人かは快く受け入れてくれた人がいたのです。
最初のうちは相手の言葉の半分も理解できず、簡単な挨拶や子供についての会話だけでしたが、子供たちが一緒に遊ぶ姿を見ることで自然に距離が縮まりました。
そんな親切な方たちが、今の私の友人となりました。
その友人たちとは親しくなるにつれて公園で一緒に遊びに行ったり、家に招いたり招かれたりしました。
相手のことをもっと知りという気持ちが言語を学ぶ原動力になり、
という方法で練習するうちに、少しずつ語学力がついてきました。
お土産を通じて親睦を深めた
友人とある程度仲良くなってくると、もっと親密になりたいと思うようになりました。
ママ友とは子供についての話題が中心でしたが、ある日インド人のママ友から日本について聞かれるようになりました。
私はこれはチャンスと思い、その友人に日本から持ってきたお土産を贈ることにしました。
日本から持ってきたものの中に、千代紙(和紙の折り紙)がありました。
折り鶴を折って見せたら、「アメイジング!」とその友人はとても興味を持ってくれました。
これがきっかけで、「これはどうやって折るの?」や「日本に旅行した時に食べたお好み焼きが美味しかったわ!」と、自然に会話が会話が弾みました。
さらに、次回は家に招待してお好み焼きを振る舞うことを約束しました。
となってくれたのです!
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料理を通じて交流ができた
先述したインド人の友人を思い切って家に招待し、お子さんと旦那さんも呼んで日本料理を一緒に楽しむことにしました。
その日のメニューは、寿司とお好み焼きを選びました。
料理を振る舞う際に、相手の宗教観や食事マナーにはかなり気を遣いました。
ちなみに私は左利きにもかかわらず、無理して右手で食べておりました(笑)
その際、お箸にも興味を持ってくれたので、帰る際には夫婦箸セットをインド人夫妻にプレゼントし、とても喜んでくれました。
幸いにも私の夫は英語が堪能なので、夫が箸や日本文化について詳しく説明してくれました。
その後、彼女がチャイティーやお菓子など、自国の料理を振る舞ってくれる機会もあり、食を通じた交流が続きました。
家に招待をして日本料理を振る舞ったのは
といううえで、重要な役割を果たしてくれたと実感しました。
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無理な関係は続けなくてよい
上記のように関係が良好にいく場合もありますが、もちろんうまくいかなかったこともありました。
私が特に辛いと感じたのは、幼稚園のママ友グループや担任の先生との付き合いでした。
ドイツの幼稚園はクラス担任が3人ほどおり、チーム制で運営していました。
娘が友達関係が上手くいかず悩んでいる時、
担任の先生から「まずは親同士が仲良くなることが大事。放課後、一緒に遊んでみては」と提案されましたが、それが私にとってかなりの精神的な負担になりました。
子どものために「皆と仲良くしなければならない」というプレッシャーを抱えて、毎日登園するのがとても苦痛でした。
確かに先生の言う通り、幼少期は子どもの交友関係には親同士の関わりが大きく影響すると思います。
しかし、英語もドイツ語も初心者レベルの私にとって、ママ友グループに入るのはとても無理でした。
担任の中には苦手な先生もおり、その先生との毎日のやり取りも、段々挨拶すらプレッシャーになってきていました。
もちろん優しい先生もいて、すごく頼りにしていたのですが、残念ながらその先生は途中で退職してしまったのです。
言語が通じない苦手な相手と毎日顔を合わせるのが本当に苦痛で、毎日続けるうちに遂にはうつ病まで発症してしまったのです。
こちらの記事に詳しく経緯が載っています。
Mia こんにちは、元ドイツ駐在ママのみあです! 今回のテーマは「帰国後うつについて」です。 いきなり重いテーマですみません。 帰国後、1年以上ブログもInstagra[…]
向き不向きは人それぞれで、
のがいいと思います。
母親のメンタルが壊れてしまっては元も子もないので。
語学力を伸ばす早道は友達と遊ぶこと
語学力を伸ばすための最も効果的な方法の一つは、
だと思います。
教科書やアプリでの勉強はもちろん重要ですが、友達との交流は生きた言語を使う絶好の機会になります。
間違いを恐れずに、相手に伝えたい・相手をもっと知りたいという姿勢と気持ちがあれば、自然と表現力が向上することを実感できました。
語学学校へ行くのは敷居が高い場合でも、「言語交換会」や「MEETUP」などの国際的なイベントに参加することで、日本にいながら外国人と交流することができます。
その前に一度、オンラインレッスンを体験してみるのもいいかもしれません。