この記事では
- 赤ちゃん連れで海外赴任を予定している人
- 海外の土足文化が気になる人
向けに、海外での土足文化と赤ちゃんへの影響についてをお伝えします!
海外生活を始める際、特に赤ちゃんを育てているママたちが気になるのが「土足文化」。
と思う方が多いと思いますが、特に欧米諸国は家の中でも靴を履いたまま過ごすのが一般的です。
ですがハイハイ時期の赤ちゃんは、床に手をついたり寝転がったりしますよね。
しかもすぐに手をなめるので、床が汚れていると健康面への影響がめちゃくちゃ心配になります。
特にバクテリアやアレルゲンは怖いです。
しかも、大人と違って赤ちゃんの免疫はまだ完全ではありません。
これから赤ちゃん連れで駐在生活を始める方々にとって、土足文化の影響や対策が気になるところ。
今回はそんなお悩みにお答えしたいと思います!
土足文化ってどんなもの?
日本では、家の中では靴を脱ぐのが当たり前ですが、主に欧米諸国では
することが多いです。
よく、ベランダの点検や掃除などで業者を家に招き入れた際、彼らは何も言わずズカズカと土足で上がってくるので、
慌てて
「靴を脱いでから入ってください!」
とよく言ったものです(^_^;)
家の中であれば、対策を講じることができるのですが、一番問題となったのは渡航したての頃に滞在したホテルの部屋の中です。
我が家は下の子が当時、生後7か月で渡航したので、もろにハイハイ時期でした。
最初のうちは、ホテルからベビーベッドを借りて対策をしたのですが、この時期はとにかく動きたい盛り。
そのうえ後追いもあり、次女はベビーベッドに入れた瞬間にギャン泣きされました。
いくら泣かれても背に腹は代えられないと思い、私も最初のうちは我慢しました。
しかし慣れない海外のホテル生活は思った以上に過酷で、生きるだけで精一杯の状態。
しかも住居がなかなか見つからず、ホテル生活は2か月にもおよびました。
最終的には私が折れてしまい、結局ホテルの土足床の上で遊ばせて生活することに。
消毒液を購入し、できる限りの掃除はしたのですが…。
赤ちゃんへの影響は?
そんなわけで、土足床の上でのホテル生活が始まった次女でしたが、気になる健康面への影響はどうだったかと言いますと…。
一応、最終的には大丈夫でした。
めっちゃ含みのある言い方なんですけど、最初のうちはやはり下痢をしてしまいました。
すぐに近所の薬局(アポテーケ)へ行き
「生後7か月の私の娘が下痢をしました。」
とカタコトのドイツ語で伝えると、薬剤師さんはそれに合った薬をすぐに出してくれました。
親切な薬剤師さんだったので、ゆっくり丁寧に説明してくれたのを覚えています。
薬を飲んだ次女はすぐに回復し、その後は特に体調を崩すことなく過ごせました。
脱水症状というほどではなく、すぐに治るような軽い下痢で済みましたが、海外生活の洗礼を受けたような気がします。
もし赤ちゃんが海外で体調を崩したら
赤ちゃんが海外生活中に下痢をしてしまうのは、主に環境や食事の変化が原因であると考えられます。
うちの子の場合、土足床だけでなく、慣れない水や食べ物も影響したのだと思います。
日本だったらすぐに小児科に駆け込めるのですが(しかも無料で!)
海外だと、どうしたらいいのかわからない方が多いと思います。
いざという時に慌てないためには
- 事前に現地の医療情報を調べる
- 赤ちゃん用の常備薬を日本から持参する
- 現地の医師や薬剤師とのコミュニケーション方法を準備しておく
ことが重要です。
2番目の赤ちゃん用の常備薬は、解熱剤や胃薬、アレルギー対策の薬などを日本から持っていくと便利ですが、現地の薬局でも処方箋なしで購入できました。
ドイツでは日本のようにすぐに医者にかかる文化ではなく、まずは薬局へ行くのが基本だそうです。
あとは3番目の言葉の壁問題ですが、あらかじめ通訳者を探しておくか、翻訳アプリ(Google翻訳でもOK)をダウンロードしておくと便利です。
実際のところ、緊急を要する症状がない限り、通訳者までは必要ない場合がほとんどです。
赤ちゃんの体調に関する基本的な言葉(例:発熱、嘔吐、下痢など)を現地の言葉で覚えておくと、緊急時に役立ちます。
私がドイツに渡航して、初めて使った実用的なドイツ語が「私の娘が下痢をしました。」なので(笑)
特に赤ちゃんに起こりやすい症状は
- 消化不良や下痢
- 発熱
- アレルギー症状
などがあげられますが
以下のような症状になった場合は、薬局ではなくすぐに医師に相談しましょう。
- 下痢が続く
- 脱水症状(乾燥した口、尿量の減少、泣いても涙が出ないなど)
- 38度以上の発熱
- 血便や黒い便
- 嘔吐を伴う場合
- 元気がなく、ぐったりしている
我が家が行った駐在生活での土足対策
土足文化の海外暮らしでも、工夫次第で安心して赤ちゃんと過ごせます。
(我が家のようにホテル生活が長く続いた場合はやむを得ませんが)
渡航先で住居が見つかり、新居に入るときには、以下の対策をしてみてください。
- 床掃除を徹底する
- プレイマットやラグを活用する
- スリッパや室内用のシューズを準備する
まぁ、日本では当たり前のような対策ではあるのですが…。
一番安心で簡単なのは、赤ちゃんが遊ぶエリアにプレイマットやラグを敷いておくことです。
ドイツでは床が傷つくと、退去の時に多額の弁償をしなければならないという話を聞きました。
そのため子どもの有無にかかわらず、マットは敷いたほうが安心だと思います。
あとは、掃除の頻度を増やして、定期的に床を拭き掃除することも大切です。
我が家では、掃除機のあとにスプレーモップで消毒して、常に赤ちゃんが安全に遊べる環境を作りを心がけました。
海外生活でも安心して赤ちゃんと過ごすために
はじめての駐在生活では、日本とは違った生活スタイルに戸惑いの連続だと思います。
特に日本の児童館では、徹底した消毒管理をされているので、日本とドイツとでは衛生環境が全く異なると感じました。
考え方によっては、あえて消毒しないほうが免疫力が付くとも言われますが、やはり土足文化にはかなり抵抗はありました。
でも案外子どもたちは、心配とは裏腹にたくましく育ってくれました。
むしろ運動能力に関しては、ドイツでの環境のほうが上がりやすかったですし。
Mia こんにちは、元ドイツ駐在ママのみあです。 今回はドイツで3年間子育てをした経験をもとに、ドイツの公園についてのお話をしたいと思います! 海外の公園事情を知りたい人 子連[…]
とはいえ、やはり土足でそのままハイハイさせるのは心配ですよね。
赤ちゃんの健康を守るには現地の医療環境の確認と、家の中の環境を整えることが大切です。
このブログでは、海外生活や育児にに関する記事をいろいろ書いているので、困ったことがあればぜひご参考くださいね。