私が過去に、ワンオペで乳幼児2人連れてドイツからの一時帰国を2回成功させました。
フライト時間は約14時間、トランジットを含めた総移動時間は約22時間です。
小さな子どもを連れてのフライトとなると、なかなかの時間ですよね。
この記事では
- 赤ちゃんを連れて一時帰国したい
- ワンオペでも大丈夫?
とお悩みの方に、赤ちゃん連れで一時帰国を成功させるコツについてお伝えします!
海外からの一時帰国、せっかくならお土産もたくさん持っていきたいですよね。
ベビー用品を持っていくだけでも荷物は多くなってしまいます。
さらに、国際線は手荷物検査に加えて入出国や税関手続きもあり、うまくいくかどうか不安も大きいと思います。
でも事前に準備・心構えをしっかりしておけば、少しでも負担を減らせるはずです!
実際の経験をもとに、赤ちゃん連れ一時帰国に役立つヒントや移動対策をご紹介します。
赤ちゃんとの一時帰国を成功させるコツ
赤ちゃんとを連れて一時帰国を成功させるコツは、事前にしっかり準備と計画をすることです。
まず、ワンオペで赤ちゃん連れの一時帰国が大変な理由には、以下の点が挙げられます。
- 荷物の多さ
- 移動中の赤ちゃんの世話
- 空港での手続きの多さ
- 時差や環境への対応
- 精神的・身体的な負担
乳幼児を連れての移動は、オムツ、着替え、ミルクや食べ物、哺乳瓶、ベビーカーなど、多くの荷物を持ち運ぶ必要がありますよね。
ワンオペの場合、これを一人で管理し、移動するだけでも大変なのです。
そのうえ飛行機での長時間移動中は、赤ちゃんの機嫌に常に気を配らなければなりません。
飛行機は時差や気圧の変化、狭い座席に縛られることから、赤ちゃんが不機嫌になりやすい環境でもあります。
ぐずる赤ちゃんを一人で落ち着かせながら、おむつ交換や授乳にも気を配り、その上で自分の荷物の管理や移動の手続きもこなす必要があります。
私は当時3歳と1歳の子供を連れて移動しましたが、頻度の高いおむつ交換が一番大変だと感じました。
上の子もまだ幼いので、下の子のおむつ交換のたびに上の子を一緒に連れていかなければならないのです。
また、空港での手続きには、チェックインや厳しいセキュリティチェック、出入国手続きや税関など、国内に比べるとたくさんあります。
なので、少しでもチケットやパスポートの出し入れがスムーズかつ安全になるように、このようなセキュリティポーチを購入しました。
事前に準備・計画をする
このように、乳児と重い荷物を抱えての移動はとても大変であることが伝わったかと思います。
少しでも負担を減らすためには、まず一時帰国を計画する段階で、事前に準備をしましょう。
どのような準備が必要かというと、
- 飛行機の予約時にバシネット席を選ぶ
- ベビーカーの受託や機内持ち込みルールを確認する
- 持ち物リストを作成する
- 時差に対応した旅程を組む
- 帰国中の移動・通信手段の確保
などがあげられます。
まずは飛行機の座席の予約の際に、航空会社に赤ちゃん向けの特典やサービスがあるか確認しましょう。
特に2歳未満のお子さんを連れていく場合は、バシネット席の利用をおすすめします。
バシネット席とは
のことです。
バシネットは座席の前方に設置され、赤ちゃんを寝かせておくことができます。
ただしバシネット席は限られた数しかなく、利用を希望する場合は早めの予約が必要です。
まあ、赤ちゃんがバシネットで寝てくれるとは限らないですけどね…。
とはいえ、あると無いとでは安心感が違います。
もし使わなくても、ごちゃごちゃしがちなベビー用品の荷物置き場になるので、あると絶対便利です。
ベビーカーの持ち込みについて
もう一つ事前に確認しておくことは、ベビーカーの受託や機内持ち込みに関するルールです。
一般的にベビーカーを飛行機で受託する際、ほとんどの航空会社では追加料金がかからない場合が多いです。
帰国中の移動・通信手段について
一時帰国中スマホを使うには、日本のSIMカードが必要になります。
最も手軽な方法は、プリペイドSIMカードを購入して利用することです。
プリペイドSIMカードは空港や家電量販店、オンラインで簡単に購入できます。
この記事では 一時帰国中に日本でスマホを使えるようにしたい おすすめの通信手段を知りたい 滞在期間に合わせたプランを見つけたい という方に向けて、実際の経験に基づいて書いていきたいと思います。 &n[…]
また、一時帰国中の滞在先によっては、車での移動が必要な場合があります。
必要に応じてレンタカーの手配もしておきましょう。
荷物はコンパクトに
子連れの旅はどうしても荷物が多くなります。
ベビー用品はマザーズリュックを使用して両手が使えるようにすると便利です。
収納がたくさんあり、片手でも使いやすいように工夫されています。
それ以外の荷物は、スーツケースに入れて持っていくのが一般的です。
大抵の場合、国際線の受託荷物(預け荷物)の数や重さはエコノミークラスでも
- 1人2個まで無料で預けられる
- ベビーカーは無料で預けられる
- 1つの荷物の重量は通常23kgまで
- 荷物の合計サイズ(縦+横+高さ)は158cm以内が一般的
となっております。(必ず航空会社のウェブサイトを確認しましょう)
大人一人で子どもを連れて移動する場合、荷物は空港内を移動できる量にするのがベターです。
この記事では ドイツから日本へのお土産を選びたい 自分用にも使えるお土産を選びたい 友人や子ども向けのお土産を知りたい という方にぴったりの、ドイツから日本へのお土産についてをまとめました。 &nb[…]
空港にはこのような手荷物カートが用意されているので、乗せられる量を計算して準備しましょう。
航空チケットの選び方
次に航空チケットの選び方を解説します。
国際線の場合、直行便やトランジットがある便など様々ですが、子どもを連れて移動する場合
- 直行便を優先する
- フライト時間を考慮(夜間がベター)
- 日系の航空会社を優先する
というのがポイントです。
その理由は、できるだけ移動時間を減らすことで親子共に負担を減らせるからです。
もし直行便が難しい場合でも、乗り継ぎが少なく、乗り継ぎ時間が適度(3時間程度がベター)に取れるフライトを選びましょう。
乗り継ぎ時間が短すぎると、間に合わなくなる可能性があるので注意です。
フライト時間は夜間のフライトを選ぶと、赤ちゃんが寝つきやすいことが多いです。
子どもたちが眠ってくれて、ようやく自分に安息の時間がやってきます。
最後に、日系の航空会社を優先する理由ですが、ANAやJALなどの航空会社は、サービスが子連れに優しく快適な旅をしやすいためです。
子供向けの機内コンテンツも充実しており、小さなお子さんも退屈な時間を減らすことができます。
\【PR】航空券の予約はエクスペディアがおすすめ/
飛行機に付属しているイヤホンは子供の耳穴に入らないので、子供用のヘットフォンがあると便利です。
もしアニメなどの映像コンテンツを楽しめる年齢のお子さんを連れていく場合は、必ず準備しましょう!
さらに日系の航空会社は機内食が美味しく、子供用の食事まで用意されています。
他国の航空会社に比べて高価なので懸念しがちですが、安心度・快適度ともに格段に良いので、その価値はあると断言します。
赤ちゃん連れに必要な持ち物
次にお話しするのは、必要な持ち物についてです。
一般的に一時帰国に必要な持ち物として
- パスポート・ビザ(人数分忘れずに!)
- 航空券・Eチケット(印刷またはスクショしておくと便利)
- 海外旅行保険証(あれば)
- スマートフォン(ケーブル・バッテリーも)
- お財布
- ハンカチ・ティッシュ
- ノートパソコンやタブレット(あれば)
- ネックピロー(あれば)
などが挙げられますが、赤ちゃん連れの場合は以下のものがあると便利です。
- 母子手帳
- おむつ(機内で必要な量)
- おしりふき
- お手ふき
- 着替え(1~2着多めに)
- 授乳カバーまたは哺乳瓶セット
- おしゃぶり・おもちゃ(ぐずり対策)
- ブランケット(寒さ対策)
- 抱っこひも
- 赤ちゃんの飲み物やスナック
- ビニール袋(よごれた服やおむつ、ゴミ袋)
- 消毒グッズ(携帯スプレーが便利)
- 薬類(痛み止め、下痢止め、ばんそうこうなど)
- 子ども向けヘッドフォン(2歳以上のお子さまに)
離乳食を卒業したお子さんを連れていく場合は、お菓子を多めに用意するのをおすすめします。
それだけでも機嫌がよくなり、そこそこ間が持ちます(笑)
映像コンテンツだけでは物足りないお子さんは、知育シールブックなども場所を取らずに遊べておすすめです。
海外から持ち帰りたいお土産
海外から日本に帰国する際には、日本にいる親族や友人にお土産を渡したい人も多いことでしょう。
どのようなお土産が向いているかというと、その国ならではのお菓子、コスメ、日用品、おもちゃなどが喜ばれると思います。
先述した通りあまり荷物は多くできないので、種類は限られますが、軽くて小さいものはお土産として持ち帰りやすいです。
私はドイツのチョコレート、オルゴール、調味料などを持ち帰りました。
特にオーガニックピューレやぜんまいでうごくおもちゃなんかは、小さなお子さんへのお土産に喜ばれました!
クナイプのバスソルトも、女性受けがよかったです。
軽いものがおすすめと言っておきながら、私が無理して持ち帰ったのがこのドイツビール樽。
1つなんと5リットル入ったのをスーツケースに入れて、2つ持ち帰りました。
すみません、さっきと言っていることが思いっきり矛盾していますね。
ビール大好きな友人たちも喜びつつ、若干引いてました(笑)
でもこれで新年会の打ち上げをしたので、大いに盛り上がりました。
一時帰国は親子にとって一大イベント
一時帰国は、親子にとって特別なイベントです。
子どもにしてみては、住み慣れた日本からいきなり知らない国に連れてこられて、混乱したりホームシックになったりすることがあります。
我が家の場合、特に2歳で渡航した長女にはそのストレスが顕著に表れていました。
たびたび「日本に帰りたい」と口にするようになり、私は仕事がある夫をドイツに残し、一時帰国を決意した次第です。
しかし、乳幼児を連れての帰国には、多額の費用と労力がかかるのも事実。
帰りたくても気軽に帰れないのが、海外赴任の大変なところです。
だからこそ
をしっかり行い、一時帰国の期間は存分に楽むことが大切だと思います。
このブログでは、海外生活や育児に関する記事をいろいろ書いています。
なにか困ったことがあれば、ぜひご参考いただけると幸いです!
日本の医療を安心して受けたい とお悩みの方に朗報です。 この記事では 一時帰国中に病院に行きたい でも健康保険証が手元にない とお悩みの方に、一時帰国中の健康保険[…]