英語圏以外の国で駐在を予定している
英語と現地語のどちらを勉強するか迷っている
英語と現地語どちらを学ぶ?
日本で一番身近な外国語といえば英語でよね!
英語圏以外に駐在する予定の場合、このように悩む方は多いのではないでしょうか。
英語を学ぶメリット
ドイツでの駐在生活を通じて、まずは英語を学ぶメリットをまとめてみました!
帰国後も活躍の場がある
夫の海外赴任に帯同した駐妻さんたちは、このような悩みを抱える場合が多いですよね。
前職と同じ職種に就くのもいいですが、せっかく海外生活という貴重な経験をしているなら、これを機会に英語力を伸ばしてキャリアアップを目指すことも可能になります。
今後もグローバル化は進み、実際に海外生活を経験したコミュニケーション力のある人材を求める企業が増えていくでしょう。
駐在帯同をした場合、これまでのキャリアを手放さざるを得なかった方も多いと思いますが、海外駐在経験があるだけで、市場価値がぐっと上がります。
ただし、履歴書で英語力をアピールするには、TOEICのスコア(600点以上)が必要になります。転職を考えている方は、駐在期間中にしっかりと勉強を行いましょう!
また、就職の予定が無くても、街で外国人観光客に英語で話しかけられてももう焦らないし、外国人のお友達も作れるようになります。
SNSで外国人の方と交流するも良し、英会話サークルで交流するも良しです。
- 英語力を身に着けることで、就職活動が有利になる。
- 駐在期間中に英会話やTOEICの勉強を行っておく。
子供の英語教育に役立つ
お子様がいる方は、英語教育について気になる方が多いのではないでしょうか。
なぜなら
- 自分自身に強い英語コンプレックスがあった
- 駐在先も帰国後も子供の英語力は役に立つ
この理由があったからです。
親が英語力を身に着けることで、子供にも正しく教えられるようになります。もちろん親だけの力で教えることはなかなか難しいので、インターナショナルスクール(または幼稚園)やオンライン英会話レッスンなどを通じて英語教育を行い、親がサポートしていく形が望ましいでしょう。
駐在先が英語圏じゃない国でも、日本語に比べれば英語の方が伝わりやすいです。子供にとっても英語を話せるだけで負担が減りますし、インターナショナルスクールでは英語が必須です。
更に帰国後も、英語の科目が断然有利になりますので、子供の得意教科を作ることに大いに役立ちます。
- 親の英語力は子供の英語教育のサポートになる
- 子供の英語教育は駐在中も帰国後も子供にとって大切
汎用性が高い
都市部や観光地であれば、だいたいどこの国でも旅行~日常会話レベルの英語は大抵通じます。なので駐在先が大きな都市で、英語が通じやすい所であれば多少は不便はあっても生活が可能です。
特に駐在先がヨーロッパ圏の場合、ドイツ周辺の色々な国を旅行しましたが英語が母国語じゃなくてもそれなりには通じました。
特に国際社会色が強い都市では、現地語よりもむしろ英語の方がコミュニケーションを取りやすいという場合もあります。
実際私が住んでいるところは色々な国から来ており、同じマンションに住むママ友たちはほとんどが英語でコミュニケーションをとっています。
ヨーロッパ系出身の外国人だけでなく、インドや中国、フィリピンなどアジア系出身の人も英語は皆話せて当たり前という雰囲気でした。
いずれにしても、英語が話せることに損はありません。
- 英語は世界でも共通言語としての認識が高い
- 英語が話せれば色々な外国人と友達になれる
レッスンの種類が豊富で安い
筆者は出国前にまず駐在先の母国語であるドイツ語から習い始めましたが、直面した問題はレッスン料が高いこと。そして選択肢が少ないこと。
それに比べて英語は本当にレッスンの種類が豊富です。
しかも無料体験ができるところが多いので、気軽に試せるのも魅力。
種類が多いということはそれだけ競合率も高いので、安くて教材もサービスも充実している会社が多いということですね。
元々の英語の知識が備わっている
たとえ英語が不得意でも、義務教育で英語を学んでいるので、簡単な単語や基礎文法などの基礎知識は身についています。英語以外の言語は、高校や大学の第二言語として勉強をしていない限り学んでいる人は少ないく、発音から文法まで全てゼロから始めなければなりません。
例えばドイツ語に関しては、発音記号がウムラウト(ä,ü,ë,ö,ß)など英語には無い文字があり、それだけでも戸惑ってしまうかもしれません。それでもドイツ語は英語に近い言語ということもあり、比較的覚えやすかったです。
その点英語は日本でもおなじみの単語も多く、アラビア語のように読み方から苦労するということもありません。
現地語を学ぶメリット
以上が英語を学ぶメリットを述べましたが、もちろん現地語を学ぶメリットもたくさんあります。
私たち夫婦は英語とドイツ語をそれぞで担当分けして生活しておりました。その上でご参考いただければと思います。
現地の人と仲良くなれる
一番のメリットはこれだと思います!英語のみだと、どうしても現地の人から見ると「よそ者」という扱いになってしまうんです。
パン屋さんやクリーニング屋さんの小さなお店でも、ドイツ語を話せるだけで見た目がアジア人の私でもとてもフレンドリーに接してくれました。
現地語しか通じない場面も多々ある
一見英語が通じそうなイメージのヨーロッパでも、現地の人がみな英語を話せるというわけではありません。
ホテルやレストランなどのサービス業はどこも英語が通じますが、スーパーや街の人など日常生活ではどの国も現地語が主流です。都市部から離れた小さな街、小さなお店では現地語しか通じないことはよくあります。
旅行程度であれば何とかその場をしのげますが、トラブル時には英語だけでは頼りないと感じる場面が多かったです。
英語を勉強しても全然伸びないので、それなら気分を変えてドイツ語を始めてしまおう!と思ったのがきっかけですが、それが私にとってはいい選択でした。
- 英語よりも現地語の方がその国の生活がより身近に感じられる
- 小さなお店やトラブル時に英語が通じなくて困る場面がある
新しい言語の世界が広がる
\ドイツ語を始めた経緯についてはこちらの漫画もどうぞ!/
Mia こんにちは、英語が全くできないまま海外赴任に帯同した 2児のママのMia (@mia_deutschu)です! 私は英会話どころか、人とのコミュニケーション自体が苦手なのです[…]
日常生活が楽になる
英語圏以外の国は、観光地やホテルを除いて交通案内や食料品、日用品などほとんどが現地語の表記です。スーパーやドラッグストアーで見かけるような身近な単語は、現地語で覚えておくと日常生活が楽になります。
ぶっちゃけた話、Googleのカメラ翻訳機能を使えばその問題も解決するのですが。。
カメラ翻訳機能の使い方はこちらのリンクを参考にしてみてください↓
でもスマホを使わなくてもパッと見てわかる方がやはり楽ですね。
英語が身につきやすくなる(ドイツ語の場合)
これはドイツ語をある程度身に着けた後に感じたことです。
ドイツ語を身に着けた後は、英語を話すのがとても楽になりました。
一時期はドイツ語と英語が頭の中でごちゃ混ぜになったこともありましたが、ある程度ドイツ語を自然に話せるようになってくると、英語もすらすら出てくるようになったのです。
その理由は、ドイツ語と英語の文法構造が日本語よりも近いからだと思います。
日本語→英語変換だとどうしても言葉が出るまでに時間がかかるのですが、ドイツ語を話せるようになってからは自然と何も考えなくても英語が出てくるようになりました。
ただ、ドイツ語以外の言語については詳しくはわかりません。
旅行をした中では、チェコ語やポーランド語は英語とはかなり遠いように感じましたが、フランス語やオランダ語は英語に近いと聞いたことがあるので、英語学習に役立つのではないでしょうか。
お陰で今は、英語もドイツ語もそれなりに話せるようになっており、場面によって使い分けて生活をしております。
実際のところ、ベルリンで暮らしている日本人の知り合い・ママ友は、英語だけで何年も暮らしている人が何人もおります。
ただ、ドイツ語以外の言語については詳しくはわかりません。
旅行をした中では、チェコ語やポーランド語は英語とはかなり遠いように感じましたが、フランス語やオランダ語は英語に近いと聞いたことがあるので、英語学習に役立つのではないでしょうか。
結論、どちらを学ぶべき?
駐在先の国や都市の英語の通じやすさによりますが、英語がそこそこ通じる場所に関しては「どちらでもいい」が結論です!
実際のところ、ベルリンで暮らしている日本人の知り合い・ママ友は、英語だけで何年も生活している人が何人もおります。
でも英語が通じにくい国や地域では、現地語の方が役に立つ場面が圧倒的に多いです。まずは駐在先の言語の情報を調べてみることをお勧めします。
どの国がどの程度通じるかはこちらの記事も参考にしてください↓
Mia こんにちは、みあです! 3年間のベルリン駐在生活で、 英語もドイツ語もほとんど話せない状態から 両言語でコミュニケーションが取れるようになった 経験があります。 […]
英語を学ぶのがオススメな人
- 帰国後も英語を活かした仕事をしたい人
- お子様がインターナショナルスクールに通う予定の人
筆者は前述したとおりドイツ語をA2レベルまで身に着けた後、ドイツ語の勉強をやめて英語の勉強に移行しました。
帰国後に向けて就職活動を始めたところ、やはり英語の需要は圧倒的に多いと感じたのがその理由です。ドイツ語だけを活かせる仕事は残念ながら日本では少ないのです。
英語が話せるうえでドイツ語が話せるのであれば話は別ですが。。
現地語を学ぶのがオススメな人
- 新しい言語を学ぶことに興味がある人
- 駐在先の現地生活をより身近に楽しみたい人
最後に筆者個人の意見になりますが、生活に慣れるまでは現地語を習う。ある程度落ち着いたら英語の勉強を始める。というパターンがオススメです。
現地語を極めるとなると、その国に永住するのであればメリットは大きいです!しかし、駐在後に日本に帰国し、仕事をしたいと考えている方は、やはり最終的に英語が強いと思います!