【体験談】駐在ママが赤ちゃん連れでドイツの街を歩いた結果

Mia

こんにちは、元ドイツ駐在ママのみあです!

一昔前、このようなニュースが話題になったことをご存知でしょうか。

NHKニュース

【NHK】ベビーカーを持ってバスに乗った母親が“どなられた”というツイートが急拡散され、反響を呼んでいます。子育てをする…

 

ある母親が電車内でベビーカーをたためと怒鳴られた体験をツイートし、多くの共感と議論を呼びました。

 

他にもこんなツイートも話題になりました。

悲しいことに今現在でも日本では、子育てに対する社会の不寛容さが問題視されています。

これじゃあ少子化が止まらないわけだと思うのですよ。

必要以上に周囲に気を遣いながら子育てしたって、楽しいわけないじゃないですか。

 

Mia

このニュースが話題になっていた頃、私は2人の娘と共にドイツに駐在しておりました。

当時の娘たちは0歳と2歳で、これらのツイートに強く共感した記憶があります。

 

ドイツでは、国民も政府も子育て支援に力を入れており、親が安心して子育てに専念できる社会が実現していることに大変驚きました。

ドイツだけでなく、ヨーロッパ圏は全体的に子育てがしやすい国のようです。

 

 

そこで、今回の記事では、私が実際にドイツで体験した街でのエピソードをご紹介します!

ドイツで子育て体験レポート

ベルリンで赤ちゃんと幼児を連れた駐在ママ(筆者)の写真

私が住んでいた町はドイツの首都ベルリンです。

 

ドイツの中でも特に国際的な都市であり、様々な国からの移住者が集まり、多言語が飛び交うグローバルな雰囲気でした。

写真でもお判りいただけるとおり、長女はベビーカー、次女は抱っこひもで常に外出しておりました。(長女は風船を無料でもらえてニッコニコでした(笑))

 

見知らぬ外国の都市を、2人の子供を連れて歩き回るのはかなり大変でしたが、そんな中でもドイツの街の人々が手を差し伸べてくれたおかげて、私は何とか乗り切れたと思います。

 

それでは以下に、具体的な体験談エピソードを紹介します!

バスでベビーカーの乗り降りを乗客が進んで手伝ってくれた

ドイツのバスの外観の写真

ドイツのバスはステップが低く、ベビーカーを乗り降りしやすい設計になっています。

さらにドライバーがスロープを出してくれたり、近くにいる乗客が進んで手伝ってくれたりしました。

ドイツのバスの社内の写真

車内も広々としており、十分なベビーカー専用スペースが設けられていました。

 

そもそも子供を抱えて立っていたら、座っている人は進んで譲ってくれます。

「たため!」と怒鳴りようものなら、たぶん周りの乗客全員敵に回します(笑)

 

ドイツのバスの車内の写真

もちろん子連れだけでなく、お年寄りや障害者にも皆親切でした。

 

私も帰国後は、かなりその辺の意識が変わりましたし、困っている人に進んで譲るようになりました。

Mia
抵抗がなくなったというか、それが当たり前という意識が身についた感じかな。
俺は電車の優先席で、子連れや妊婦さんが目の前にいても座ってる奴がいたら、そいつに直接譲るように言うよ。
Mia
それはまだ勇気がいるなあ…。

赤ちゃん連れに対する街の人々の見る目が優しかった

赤ちゃんに話しかけるドイツ人の老夫婦のイラスト

赤ちゃんを連れて街を歩く、必ずと言っていいほど「可愛いわね!いくつなの?」と話しかけられました。

 

日本でも話しかけれれることはありますが、ドイツではかなりの高確率で声をかけられます(笑)

そもそもドイツ(特にベルリン)では、私が日本人とか他人とかは全く関係なく、とても気さくな人が多かったです。

中でも10分くらい引き止められて、「Süß Bain!!(ズースバイン)=(可愛いあんよね)」と言ったおばちゃんが印象的でした。

 

話しかけられなくても、すれ違う人々が赤ちゃんや子供に対して、暖かく微笑みかけてくれたのが嬉しかったです。

 

子連れだとあまりに話しかけてもらえるので、一瞬自分がモテている様な錯覚に陥ります(笑)

Mia
ある程度ドイツ語を学んでおくと会話が弾み、街に出かけるのがより楽しくなりますよ♪

階段の昇り降りは通りすがりの人が必ず手伝ってくれた

ドイツのエレベーターはよく故障しているイラスト 「また会談でベビーカーを担ぐの?」

ドイツではエレベーターやエスカレーターが故障していたり、そもそも駅なのにエレベーターが無い所が多いです(特に小さな駅)。

私の家の最寄り駅の地下鉄も、エレベーターが無い駅だったので、子ども二人抱えて荷物がたくさんある買い物帰りは毎回大変でした。

 

しかし…

 

子連れに優しいドイツ人は老若男女問わずベビーカーの階段の昇降を手伝ってくれるイラスト

若いお兄さんから華奢なお姉さんまで、ベビーカーの持ち運びを誰でも手伝ってくれます。

たとえ進行方向が違っていても、わざわざ引き返してまでですよ!

私のせいで電車に乗り遅れるかもしれないのに申し訳ない…!

と思いつつ、1人では絶対持ち運びが無理なので何度も助けてもらいました。
なので私も進んで手伝うようになりました。

 

誰かこの記事を道徳の授業に入れてください。

 

他の海外居住者の体験談

私だけでなく、同じように感じている海外に居住されている方の意見を一部紹介します。

このようにドイツだけでなく、ヨーロッパ圏でも子育てがしやすいと感じやすいと感じている方々が一定数おりました。

共通するのは、社会全体の子供に対する優しさでした。

 

もちろんいい所だけでなく、海外での育児は日本よりもずっと大変な面もたくさんあります。(医療面とかサービス面とか言葉の壁とか諸々)

しかし、社会全体で子育てしようとする意識については、ヨーロッパは高く評価できると感じました。

まとめ

私が子連れでドイツの街を歩いた体験談、いかがでしたでしょうか。

この優しさは、赤ちゃん連れでヨーロッパ旅行をするだけでも、すぐに体感できるはずです。

 

以下の記事に、街の人々の優しさ以外にも、子育てがしやすい点をまとめたので、もし興味があれば読んでみてください。

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この記事が、日本の社会問題について、もっと考えるきっかけになれれば幸いです。
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