海外赴任中も帰国後も使える!元駐在妻がいち推しのクレジットカード3選

この記事では、

  • 海外赴任時にぴったりのクレジットカードを探している
  • 帰国後も使えるカードを探している

とお悩みの方に、おすすめのクレジットカード3つをご紹介します。

 

スマホとクレジットカード(スタンダード、ゴールド、プラチナカード風の3種でワイドな利用者をイメージ)

「海外赴任が決まった!でも、どのクレジットカードを持っていけばいい?」

 

海外赴任が決まると、準備することがたくさんありますよね。

その中でも、現地での支払いに欠かせない「クレジットカード」。

種類がたくさんありすぎて、どのように選べばよいか迷っている方も多いと思います。

 

どうせ作るなら、海外赴任にも使えて日本に帰国した後もそのまま活躍できるクレジットカードを選びたいですよね。

 

そこで今回は、

帰国後もメインで使えるおすすめのクレジットカード

と、その特徴を紹介します。

この記事を書いた人
Mia
Mia

 元駐在ママブロガー(2児の母)
 5年以上のドイツ在住経験、現地銀行口座での生活経験豊富
 日本発行カードと現地カードを使い分けた経験あり
 三井住友カードを無料→ゴールド→プラチナと段階的に利用

 

おすすめのクレジットカード3選

数あるクレジットカードでも、国内・海外両方とも活躍できるものとなると、かなり絞られていきます。

 

結論からお伝えすると、以下の3カードがおすすめです。

その理由を以下に解説します。

三井住友カード

三井住友NLカード

■ 基本情報

  • 年会費: クラシックカード永年無料
  • ポイント還元率: 通常0.5%~、ゴールド以上1.0%~
  • 海外利用手数料: 2.20%

■ なぜ1位なのか?

実際にドイツ赴任時から5年以上使い続けているメインカードです。

セキュリティ面の安心感とポイント還元の使いやすさから、海外赴任者の定番カードといえます。

■ 主なメリット

1. 充実したセキュリティ対策

  • 不正利用自動検知システム搭載
  •  カード紛失・盗難時の24時間日本語サポート
  •  オンラインでの利用制限設定可能

2. 使いやすいポイントシステム

  •  たまったポイントは現金化可能なVポイントに交換
  •  マイル交換にも対応
  •  コンビニ利用で最大7.0%の還元率

3. 海外赴任者向け特典

  •  家族カード年会費無料
  •  現地ATMでの通貨引き出し対応
  •  ゴールド以上で海外旅行保険自動付帯
注意点

  • 海外利用手数料が2.20%とやや高め
  • 海外旅行保険の自動付帯はゴールド以上のみ
  • 一般カードは利用付帯保険
  • セキュリティとサポート体制を重視する方
  •  帰国後もポイント貯めたい方
  •  家族カードの発行を考えている方
  •  将来的にステータスアップを考えている方

実際の活用シーン

 現地スーパーでの買い物
通常0.5%+為替レート分のお得感

 オンラインショッピング
不正利用検知で安心して利用可能

 緊急時の現金引き出し
現地ATMで必要な額だけ引き出し可能

エポスカード

エポスカード

■ 基本情報

  • 年会費: 通常カード永年無料
  • ポイント還元率: 一律0.5%
  • 海外利用手数料: 1.63%

■ なぜ2位なのか?

年会費無料カードでありながら海外旅行保険が自動付帯という、海外赴任者にとって見逃せない特徴を持っています。

また、海外利用手数料の低さも魅力的です。

■ 主なメリット

1. 充実した海外保険(通常カード)

  • 傷害死亡・後遺障害:500万円
  • 傷害治療費用:200万円
  • 疾病治療費用:270万円
  • 持っているだけで保険が適用

2. コスト面での優位性

  • 年会費永年無料
  • 海外利用手数料1.63%は業界トップクラス
  • 現地ATM手数料も比較的安価

3. 便利な機能

  • 現地ATMでの通貨引き出し対応
  • スマホ決済との相性が良好
  • マルイ店舗での優待特典あり
注意点

  • ポイント還元率は0.5%と控えめ
  • エポスポイントの使い道が限定的
  • 家族カードの発行不可
  • 日本帰国後の活用シーンが限られる
  • 海外保険を無料で付けたい方
  • 海外利用手数料の安さを重視する方
  • 年会費無料にこだわる方
  • マルイでのお買い物が多い方

実際の活用シーン

 海外旅行保険の代用として
追加で保険に加入する費用を節約可能

 現地での買い物
手数料1.63%で業界トップクラスの安さ

 緊急時の医療費支払い
自動付帯の保険で安心

楽天カード

楽天カード

■ 基本情報

  • 年会費: 通常カード永年無料
  • ポイント還元率: 通常1.0%(楽天市場で最大3.0%)
  • 海外利用手数料: 1.63%

■ なぜ3位なのか?

年会費無料ながら1.0%という高還元率と、楽天ポイントの使いやすさが特徴。

海外利用手数料の低さと家族カード発行可能という実用面での利点も評価できます。

■ 主なメリット

1. 充実したポイントシステム

  • 通常利用で1.0%還元
  • 楽天市場利用で最大3.0%
  • 楽天ペイなどスマホ決済でもポイント獲得
  • 貯まったポイントは現金として使用可能

2. コスト面での優位性

  • 年会費永年無料
  • 海外利用手数料1.63%は業界トップクラス
  • 家族カード発行手数料無料

3. 便利な機能

  • 現地ATMでの通貨引き出し対応
  •  家族カードに保険補償適用
  • スマートフォンでの利用明細確認可能
注意点

  • 海外旅行保険は利用付帯のみ
    • 旅行費用のカード決済が必要
    • 補償内容は他社より控えめ
  • 国際ブランドによって使える国や地域に制限あり
  • 不正利用対策は標準的
  • 楽天経済圏をよく使う方
  • 家族カードの発行を考えている方
  •  海外利用手数料の安さを重視する方
  • 帰国後もポイント貯めたい方

実際の活用シーン

 楽天市場での買い物
日本の商品を現地で注文可能、最大3.0%還元

 現地での買い物
手数料1.63%で業界トップクラスの安さ

 家族との共同口座として
家族カードで支出の一元管理が可能

クレジットカードを選ぶ5つのポイント

ポイント!(人差し指vers.)

海外赴任時のおすすめクレジットカードを3つ紹介しましたが、どれを選ぶべきか迷われている方も多いはず。

ここでは、カード選びの重要なポイントを解説します。

  1. 海外利用手数料をチェック
  2. ポイント還元率を比較
  3. 海外旅行保険の内容を確認
  4. サポート体制を確認
  5. 付帯サービスをチェック
Mia
比較してみよう!

海外利用手数料の比較

海外利用手数料とは、クレジットカードを海外で利用した時に発生する手数料のことです。

カードを日本円以外の通貨で決済すると手数料がかかってしまいます。

  • 海外の店舗でのショッピングや食事など
  • 海外のATMで現地通貨を引き出す際
  • 海外通販サイトなど、外貨決済が必要な場合
カード名 海外利用手数料
三井住友カード 2.20%
エポスカード 1.63%
楽天カード 1.63%

ポイント還元率を比較

一番気になるところは、年会費とポイント還元率だと思います。

帰国後の使用も考慮して検討ましょう。

カード名 年会費 ポイント還元率 特典・特徴
三井住友カード(一般) 永年無料 0.5%~(条件で最大7.0%) Vポイント、コンビニ3社で+2.5%、特定の店舗で最大+7%
エポスカード 永年無料 0.5% マルイでの優待、海外旅行保険自動付帯
楽天カード 永年無料 1.0%(楽天市場で最大3.0%) 楽天市場で最大3倍、楽天ポイントが貯まりやすい
Mia

三井住友カードは以前は初年度まで無料でしたが、最近永年無料に変わったようですね。

海外旅行保険の内容を確認

付帯海外旅行保険とは、クレジットカードに付属している海外旅行保険のことです。

付帯の海外旅行保険には、自動付帯利用付帯の2種類があります。

  1. 自動付帯:カードを持ってるだけで補償が受けられる。
  2. 利用付帯:旅行代金をクレジットカードで支払うことで保険が適用される。
Mia
補償額や適用条件の確認が重要です
  1. 傷害死亡・後遺障害:事故による死亡や後遺症の補償。
  2. 傷害治療費用:けがによる治療費の補償
  3. 疾病治療費用:病気による治療費の補償
  4. 救援者費用:事故や病気で救援者が必要な場合の補償
  5. 携行品損害:所持品の損害補償
  6. 賠償責任:他人への損害賠償を負った場合の補償

 

クレジットカードに付帯する海外旅行保険の、カードごとの比較表を作成しました。

カード名 保険タイプ 傷害死亡・後遺障害 傷害治療費用 疾病治療費用 賠償責任 携行品損害 救援者費用
三井住友カード 利用付帯 500万円 50万円 50万円 2,000万円 15万円 100万円
三井住友カード(ゴールド) 自動付帯 1,000万円 200万円 200万円 3,000万円 50万円 300万円
エポスカード 自動付帯 500万円 200万円 270万円 2,000万円 20万円 100万円
エポスカード(ゴールド) 自動付帯 1,000万円 300万円 300万円 3,000万円 30万円 200万円
楽天カード 利用付帯 2,000万円 200万円 200万円 2,000万円 20万円 200万円
楽天プレミアムカード 自動付帯 5,000万円 300万円 300万円 3,000万円 50万円 300万円
Mia
エポスカードは無料なのに自動付帯なのがすごい!

 

サポート体制を確認

サービス項目 三井住友カード エポスカード 楽天カード
24時間対応
年中無休24時間対応

9:00~21:00
(一部サービスは24時間)

年中無休24時間対応
日本語サポート
完全日本語対応

完全日本語対応

完全日本語対応
緊急時の対応範囲 ・カード紛失・盗難時の即時停止
・海外でのトラブル対応
・不正利用の補償
・カード紛失・盗難時の即時停止
・国内トラブル対応中心
・不正利用の補償
・ カード紛失・盗難時の即時停止
・ 海外でのトラブル対応
・ 不正利用の補償
・ スマホアプリからの緊急停止
不正利用対策 ・ 3Dセキュア
・ICチップ搭載
・ワンタイムパスワード
・利用限度額設定
・ 3Dセキュア
・ ICチップ搭載
・ 利用限度額設定
・ 3Dセキュア
・ ICチップ搭載
・ ワンタイムパスワード
・ 生体認証
・ 利用限度額設定

 付帯サービスをチェック

付帯サービス 三井住友カード エポスカード 楽天カード
空港ラウンジ利用 ・国内空港ラウンジ利用可能
・プライオリティパス対応
※ゴールド会員以上
年間2回まで無料
・国内主要空港のラウンジ利用可能
※ゴールド会員のみ
年間2回まで無料
・ 国内・海外空港ラウンジ利用可能
・プライオリティパス対応
※プレミアムカード以上
年間4回まで無料
手荷物保険 ・携行品損害補償
最高100万円
・航空機遅延保険付帯
※旅行代金をカード決済時
・携行品損害補償
最高50万円
※ゴールド会員のみ
・携行品損害補償
最高100万円
・ 航空機遅延保険付帯
・ 手荷物遅延保険付帯
※旅行代金をカード決済時
海外ATM利用条件 ・世界200以上の国と地域で利用可能
・VISA/Mastercardマーク対応ATM
手数料:取引金額の3%
事前登録不要
・ 世界190以上の国と地域で利用可能
・Mastercardマーク対応ATM
手数料:取引金額の4%
利用前の登録が必要
・ 世界200以上の国と地域で利用可能
・ VISA/Mastercardマーク対応ATM
手数料:取引金額の3%
事前登録不要
家族カードの発行可否 ○ 発行可能
・年齢制限:18歳以上
・最大4枚まで
年会費:基本無料
※本会員と同居の家族限定
× 発行不可
※家族カードの制度なし
○ 発行可能
– 年齢制限:18歳以上
– 最大4枚まで
年会費:基本無料
※本会員と同居の家族限定

よくある質問(FAQ)

海外赴任時のクレジットカードに関する、よくある質問を作成しました。

海外赴任前に準備すべきことは?
海外赴任前のクレジットカード準備は、安全で快適な海外生活の重要な要素です。

【出発前チェックリスト】

  •  利用限度額の引き上げ申請(現地の家賃支払い等に備えて)
  •  国際ブランド(VISAやMastercard)の確認
  •  ICチップ搭載カードへの切り替え
  •  オンラインバンキングの設定
  •  カード会社への海外利用の事前連絡
  •  カード有効期限の確認と必要に応じた更新
特に重要: 現地での家賃支払いや保証金など、高額決済に備えて利用限度額の引き上げは必須です。審査に時間がかかる場合があるため、余裕を持って申請しましょう。

 

複数のカードは必要?
はい、複数のカードの携行を強くおすすめします。

【推奨するカードの組み合わせ】

  • メインカード:VISA/Mastercardの主要カード
  • 現地専用カード(赴任後に作成)

くわしくはこちらの記事に書いています。

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現地でのカード紛失時の対応は?
すみやかにカード会社に連絡しましょう。

【緊急時の対応手順】

  1. カード会社の緊急窓口に連絡(番号を事前に控えておく)
  2. 現地警察に届出(盗難の場合)
  3. 現地の日本大使館・総領事館に相談
  4. 会社の担当部署への報告

事前準備として重要なこと:

  • カード番号と緊急連絡先の控えを別に保管
  • 緊急時用の現金を別途保管
  • カード付帯の保険サービス内容の確認
  • スマートフォンにカード会社の専用アプリをインストール

 

家族カードの追加は必要?
帯同家族がいる場合は、家族カードの作成を推奨します。

【家族カードのメリット】

  • 家族の利用履歴が本会員と一括で管理可能
  • 家族ごとに利用限度額の設定が可能
  • 本会員のポイントが集約され、還元率向上
  • 年会費が本会員より割安

注意点:

  • 本会員と別々の請求書発行が必要な場合は個別のカード作成を検討
  • 赴任先での現地カード作成時に本会員の収入証明が必要な場合あり
  • 家族カードの海外使用制限の有無を事前確認

各カードの特徴比較とまとめ

クレジットカードフローチャート図

カード メリット デメリット おすすめポイント
三井住友カード
  • 充実したセキュリティ
  • 手厚いサポート体制
  • 家族カード発行可能
  • 海外利用手数料が比較的高い
総合的なサポートを重視する方
エポスカード
  • 海外利用手数料が安価
  • 海外保険が自動付帯
  • 家族カード発行不可
  • ポイント還元率が低め
コスト重視の単身赴任者
楽天カード
  • 高いポイント還元率
  • 海外利用手数料が安価
  • 家族カード発行可能
  • 海外旅行保険の補償が控えめ
ポイント重視の長期滞在者

 

海外赴任後の基本的な考え方としては、現地銀行口座開設後は現地口座に紐づいた現地カードをメインに使用することになります。

日本のクレジットカードの役割としては、以下のとおりになります。

  • 渡航直後の生活立ち上げ期間の支払い
  • 海外旅行保険の活用
  • 緊急時のバックアップ
  1. ベーシックプラン
    • 三井住友カード(クラシック):総合的な保険とサポート
  2. 安心プラン
    • 三井住友カード(クラシック):メイン使用
    • エポスカード:保険の自動付帯バックアップ
  3. フル装備プラン
    • 三井住友カード:総合的なサポート
    • 楽天カード:ポイント還元
    • エポスカード:手数料対策
Mia
あなたに合ったカードが見つかりますように!
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