今回は子連れの方におすすめするベルリンの観光スポットをご紹介します。
ベルリンに在住中の方も、旅行で来る方にも!
3年間のベルリン駐在経験をもとに、ベルリン近郊の子連れで行きたい、メジャーな人気観光スポットから、マイナーだけど穴場なところまでご紹介します。
ベルリン各エリアの特徴
ドイツの首都であるベルリンは、歴史、文化、自然、モダンな施設が共存する、多種多様な魅力を持つ街です。
ベルリンは観光施設が多く広いので、一日で周りきるのは至難の業。
しかも子ども連れとなるとなかなか思い通りにはまわれません。
そこで、エリアごとに分けて効率よく観光できるようご紹介します!
ベルリンに初めて行かれるという方は、「ガイドブック」を持参するのもおすすめ。
待ち時間の暇つぶしや、次にどこに行く?などの計画が立てやすくなりますよ。
さらには、車で移動が可能な在住ファミリー向けに、ベルリン郊外のおすすめスポットもお伝えします。
ベルリン西側おすすめスポット
高級住宅地が多いベルリン西地区は、治安が良く自然が美しいエリアで子連れにファミリーに特におすすめ。
観光中心街のミッテ地区に比べて人混みが少なく、大人も子どもものびのびと楽しめるアクティビティが充実しています。
ベルリン動物園
ベルリンで子連れと言えば、まず推したいのがベルリン動物園!
ただの動物園と侮るなかれ。
とにかく広く、動物たちが自然に近い環境で飼育されており、約1,300種、2万頭以上の動物が飼育されています。
こんな愛らしいアザラシの赤ちゃんの姿を見られることも!
他にもパンダやキリン、カバなどを間近で見ることができます。
さらに園内には広い遊具エリアやヤギや馬などの動物とのふれあいゾーンのほか、ベビーカーのレンタル、授乳室、子供用トイレなど、子連れファミリーが快適に過ごせる環境が整っています。
お子さん連れの方は、一日では周りきれないくらいの広さと遊具があるので、在住者は年間パスポートを利用するのも手です。
Mia こんにちは、元ドイツ駐在ママのみあです! ベルリン動物園は駐在中、年間パスポートを購入してたくさん入園しました。 このブログでは、ベルリンに3年間子連れで駐在した経験をも[…]
- 入園料:大人 16ユーロ、子供(4-15歳)7.5ユーロ、4歳未満 無料、年間パスポートあり
- 開園日:年間を通じて毎日開園(要ホームページ確認)
- 交通アクセス:駐車場あり(有料)、地下鉄・バス・電車の利用がおすすめ
- 公式ホームページ:Zoo-Berlin
ベルリン水族館
ベルリン動物園に隣接されている水族館です。
動物園と比べると施設は小さいので、旅行者にとっては物足りないかもしれませんが、雨の日は屋内施設の少ないベルリンでは貴重な場所です。
水族館は3階建てで、1階は海洋生物、2階は爬虫類、3階は昆虫類ゾーンになっています。
個人的には3階の昆虫類ゾーンが、日本では見られないような珍しい生き物が多く興味深かったです。
なかなかグロテスクな虫さんも多かったので、苦手な人は3階に行くことはおすすめできません(笑)
- 入園料:大人 16ユーロ、子供(4-15歳)7.5ユーロ、4歳未満 無料、年間パスポートあり
- 開園日:年間を通じて毎日開園(要ホームページ確認)
- 交通アクセス:駐車場あり(有料)、地下鉄・バス・電車の利用がおすすめ
- 公式ホームページ:Aquarium-Berlin
ティーアガルテン
ティーアガルテン(Tiergarten)は、ベルリン中心部に位置する市内最大の公園です。
公園の西側には先ほど紹介したベルリン動物園があり、東側は有名なブランデンブルク門に続いています。
特に公園の中心部にある戦勝記念塔は、公園全体やベルリンの街並みを一望できる展望台として人気があります。
自然がいっぱいに広がっており、運が良ければ野ウサギなどの野生動物に出会えることも。
とにかく広くて美しい自然に囲まれた場所なので、散策やジョギング、ピクニックに最適です。
遊具ゾーンや子連れOKのカフェ・レストランもあり、子どもものびのびと遊べます。
ベルリンに滞在する際には、ぜひ一度訪れてみることをおすすめします。
- 入園料:無料(戦勝記念塔は有料)
- 開園日:年中無休
- 交通アクセス:ベルリン中央駅(Hauptbahnhof)やベルリン動物園駅(Zoologischer Garten Station)から徒歩圏内、地下鉄やバスの利用も可能。
ベルリン中心部おすすめスポット
ベルリンの中心地であるミッテ地区には、多くの観光名所が集中しています!
主要スポットを効率よく回りやすいので、在住者はもちろんベルリン訪れる旅行者には特におすすめの地区です。
シュプレー川のボートツアー
「ベルリンに初めて訪れて、時間がないけど主要スポットを効率よく観光したい!」という方には、シュプレー川のボートツアーがオススメです!
ブランデンブルク門、ベルリン大聖堂、テレビ塔、博物館島などの、歴史的な建造物や現代的な建築を川から眺めることができます。
ボートツアーは歩き疲れることなく見て回れるので、小さな子ども連れにもおすすめ!
チケット売り場からすぐの場所に、ベルリン大聖堂や東ドイツ博物館があるので、時間に余裕があれば立ち寄ってみてください。
- 利用料:18ユーロより(チケットはオンラインでも現地でも購入可能)
- 営業日:年間を通じて毎日(要ホームページ確認)
- 交通アクセス:駐車場なし、地下鉄・バス・電車の利用がおすすめ
- 公式ホームページ:Berliner Wassertaxi
フンボルト博物館
フンボルト博物館は、文化、科学、自然に関する展示が豊富で、大人も子供も楽しめる内容が充実しています。
特に、館内に入って目を引くのが、巨大な恐竜の骨格標本!その大きさに魅了されます。
恐竜だけでなく、小さな生き物から大きな動物まで、様々な標本の展示があり、生き物や自然好きにはたまらない魅力があります。
展示だけでなく、科学の歴史の知識も楽しく学べます。
解説はドイツ語なのでよくわかりませんが、翻訳アプリを駆使して何とか展示された文字を読み取りました(笑)
- 入園料:大人 11ユーロ、ファミリーチケット18ユーロ(大人2名と14歳未満の子供3名まで)、年間パスポートあり
- 開館時間:月曜日を除く(要ホームページチェック)
- 交通アクセス:地下鉄・電車、トラムの駅から徒歩圏内
- 公式ホームページ:Museum für Naturkunde
ドイツ技術博物館
ドイツ技術博物館は、航空機、鉄道、船舶、自動車、通信技術などの数多くの歴史が展示されています。
大人も子供も楽しめる内容で、特に乗り物好きのお子さんがいるファミリーにおすすめで、科学技術の歴史と進化を楽しく学べます。
館内にはベビーカーの貸し出し、授乳室、子供向けのトイレが完備されています。
- 入園料:大人12ユーロ、18歳未満は入場料無料、年間パスポートあり
- 開館時間:月曜日を除く(要ホームページチェック)
- 交通アクセス:Uバーン(地下鉄)、バスから徒歩圏内
- 公式ホームページ:Technikmuseum
ドイツ科学博物館
ドイツ科学博物館は、先ほど紹介したドイツ技術博物館(Deutsches Technikmuseum)に隣接されています。
それぞれの違いですが、ドイツ技術博物館は幅広い年齢層に向けて、技術と産業の歴史について見て学ぶことができる施設です。
一方、今回紹介するドイツ科学博物館は(Science Center Spectrum)は、対象が子連れファミリー向けで、直接体験できる展示が多いのが特徴です。
具体的には、光、音、電気、磁気、力学など、さまざまな科学のテーマを実際に触って体験することができるので、小さな子どもでも楽しんで学べます、
- 入園料:大人12ユーロ、18歳未満は入場料無料、年間パスポートあり
- 開館時間:月曜日を除く(要ホームページチェック)
- 交通アクセス:Uバーン(地下鉄)、バスから徒歩圏内
- 公式ホームページ:Science Center Spectrum
モールオブベルリン
お買い物を楽しみたい子連れファミリーに、自信を持っておすすめできるのが、モールオブベルリンです!
通路が広いのでベビーカーでも移動しやすく、トイレ(有料:50セント)が清潔でおむつ替えスペースや授乳室があり、赤ちゃん連れでも安心して利用できます。
店舗の種類も豊富で、おもちゃ屋や子供服ブランドが多く入っているエリアにはなんと、巨大な滑り台のアトラクションがあります!
更に、子連れでも気軽に利用できるフードコートでは世界各国の料理を楽しめます。
偏食気味のお子様でも、食べられるものが見つかるかもしれません。
- 営業時間:日曜日を除く
- 交通アクセス:駐車場あり(有料)、Sバーン(電車)、Uバーン(地下鉄)、バスから徒歩圏内
- 公式ホームページ:Mall of Berlin
ベルリン東部おすすめスポット
ベルリン東エリアは、 ベルリンの壁や東ドイツ時代の建物などが残る、歴史的な背景を感じられる地域です。
メインの観光エリアから少し離れるのでアクセスはやや不便ですが、人混みが少なくのんびりと楽しめるのが魅力です。
ティアパークベルリン
ベルリン動物園の陰に隠れがちですが、ベルリンの中心部から少し離れた東部エリアにあるティアパークベルリン(Tierpark Berlin)は、ベルリン動物園とはまた違った魅力のある施設です。
ベルリン動物園と比べると動物の数は少ないですが、その代わりに敷地が広く、より自然豊かな環境でのんびりと動物を観察することができます。
ティアパークベルリンにも子どもたちが楽しめる大きな遊び場があり、動物を見た後に思い切り遊ぶことができます。
写真にあるように、虎も白熊ものんびりリラックスしています(笑)
都市部でアクセスが良く、多種多様な動物を見たい場合はベルリン動物園を、自然豊かな環境でのんびりと動物を楽しみたい場合はティアパークベルリンを訪れるのがおすすめです!
- 入園料:大人 16ユーロ、子供(4-15歳)7.5ユーロ、4歳未満 無料、年間パスポートあり
- 開園日:年間を通じて毎日開園(要ホームページ確認)
- 交通アクセス:駐車場あり、Sバーン(地下鉄)のティアパーク駅(Tierpark)から徒歩約5分
- 公式ホームページ:Tierpark Berlin
ゲルテン・デア・ヴェルト
ゲルテン・デア・ヴェルト(Gärten der Welt)は、 広い敷地の中に日本庭園、中国庭園、オリエンタル式庭園などがあり、世界中のさまざまな庭園スタイルを楽しめます。
歩道はベビーカー向けに整備されているので、小さなお子様連れでもOK!
子供たちが楽しめる大きな迷路や冒険遊び場などがあり、夏の時期には子どもたちが、水遊びできる広いエリアもあります。
公園内には子供向けメニューがあるカフェやレストランが点在しており、家族での食事にも困りません。
- 入園料:大人7ユーロ、子供(6歳から14歳)3.50ユーロ、6歳未満は無料、年間パスポートあり
- 開園日:年間を通じて毎日開園(要ホームページ確認)
- 交通アクセス:駐車場あり、各公共交通機関に最寄り駅あり
- 公式ホームページ:Gärten der Welt
ベルリン郊外おすすめスポット
ベルリン市内だけでなく、車で少し足を延ばしていけるベルリン近郊にも、子連れファミリーにおすすめのスポットがあります!
郊外だからこその広大な土地を利用した遊園地や、自然豊かなアクティビティが楽しめる魅力をお伝えします。
シュパルゲル・ホーフ・クライストウ(Spargelhof Klaistow)
ベルリンから車で約1時間のシュパーゲル・ホーフ・クライストウ。
とにかく広大なエリアに、遊園地から農場まで年中を通して様々な季節イベントが開催される、子連れファミリーに最適なスポットです。
敷地内にある巨大なアスレチック、利用料無料の種類豊富な遊具(巨大なすべり台や、トランポリンもあり!)から、ゴーカートやメリーゴーランドや観覧車(別料金)、農場の野菜をふんだんに使ったバイキングレストランなど、家族みんなが楽しめる空間となっています。
シュパーゲル(アスパラのドイツ語)という名前なだけあり、特にドイツで好んで食べられている春のアスパラガスの収穫体験ができます。
また、夏にはブルーベリー狩りやイチゴ狩り(有料)も楽しめます!
農園内の動物エリアではヤギ、ウサギ、ポニーなどの動物たちとふれあうことができます。
Mia 元ドイツ駐在ママのみあです! 今回は、ドイツでブルーベリー狩りをした体験についてレポートします! ドイツに住んでいた頃、果物が大好きな子どもたちにフルーツ狩りの体験をさせ[…]
- 入園料:無料(一部有料のアクテビティあり)
- 開園日:要公式ホームページ確認
- 交通アクセス:ベルリンから車で約1時間、駐車場あり(無料)
- 公式ホームページ:Spargelhof Klaistow
カールス エアリブニス ドルフ(Karls Erlebnis-Dorf)
ベルリンから車で45分ほどの場所にある、Karls(カールス)という名前のいちご農場が運営するテーマパーク施設です。
いちごのテーマパークは、なんとも可愛らしいですね!
ジェットコースターやジャムの瓶の形をしてくるくる回るコーヒーカップなど、子どもが喜ぶアトラクションが目白押しです。
身長制限がある乗り物が多いので、最大限に楽しみたければ小学生以上がおすすめですが、ポニー乗馬体験やトランポリンなど、小さなお子さんも一緒に楽しめますよ。
- 入園料:無料(アトラクション利用は有料)
- 開園日:年間を通じて毎日開園(要ホームページ確認)
- 交通アクセス:ベルリンから車で約45時間、駐車場あり(無料)
- 公式ホームページ:Freizeitpark Elstal bei Berlin (karls.de)