この記事では
- ホットクックって実際どうなの?
- 買っても後悔しない?
という疑問にお答えします。
シャープ【SHARP】ヘルシオシリーズのホットクック、ご存じですか?
切った材料を入れて放置するだけで、簡単調理ができる魔法のようなアイテムです。
これを買うとき、すごーく悩みました。
だって、値段は2~5万円と決して安いものではないし、大きいので場所も取るし。
でも毎日の料理が大変で、本当に悩んでいた時期があったんです。
それで5年前に思い切って購入しました。
当時にしては最新の、wifiが繋がってホットクックが喋ってくれるタイプ(約5万円)です。
しかし購入後まもなくして、一家で海外赴任中をすることになり、ホットクックはしばらくの間お蔵入りに。
(変圧器があれば海外でも使えるようですが、万が一それが原因で壊れたら嫌だったので)
そして帰国後、再び我が家のキッチンで活躍するチャンスが巡ってきました。
では実際、どのくらいの頻度で使っているかというと
です。
以前は1週間に1回程度でしたが(それでも少ない)、最近はめっきり使わなくなりました。
その理由を赤裸々にお話しします。
ホットクックを使わなくなった理由
ホットクックの出番が激減した一番の理由は、食材宅配のヨシケイを利用するようになったからです。
この記事では ご飯を作るのが面倒くさい 野菜を切るのが面倒くさい 毎日の献立を考えるのが苦痛である 買い出しするのが大変 お惣菜や冷凍食品はあまり利用したくない という方に対し、実際の体験に基[…]
そもそもホットクックを購入した理由は、
なのですが、実際に使ってみるとむしろ手間が増えたんですよね。
具体的にはどのようなのかというと
- スペースの確保が面倒
- 洗い物のパーツが増える
- 下ごしらえはホットクックだけでは不十分
- レシピ検索が意外と面倒くさい
- ほっとくだけでは調理できないレシピもある
という感じです。
スペースの確保が面倒
ホットクックは、決して小さい家電ではありません。
使用するときは、いちいちホットクックを移動する必要があり、そのうえコードの接続というひと手間も増えます。
我が家のように、小さなキッチンで収納場所が限られている場合、ぱっと気軽に作るのは難しいのが現状です。
洗い物のパーツが増える
ホットクックを使用するだけでも、これだけのパーツを使用します。
我が家は食洗器を使用していますが、これらのパーツを洗うだけでも結構なスペースを取られます。
洗い物が入りきらなくて、結局2回食洗器を回さなければならないことも。
手洗いしてもいいのですが、だったら洗い物は鍋と蓋だけのほうが楽なんじゃない?と思うわけで。
下処理はホットクックではできない
残念ながら食材をカットする手間はホットクックでは省けません。
ジャガイモやゴボウ皮むきとか、玉ねぎのみじん切りとかって、包丁を使うし生ゴミも多く出ますよね。
また、ホウレンソウやこんにゃくを下茹でしたり、肉を軽く炒めるなどの下ごしらえは別工程で必要です。
そうなるとやっぱり、わざわざ洗い物を増やしたくないなーと思うわけです。
レシピ検索が面倒
我が家のホットクックはレシピをダウンロードできるタイプの機種ですが、
に結構な時間がかかります。(約30秒)
また、レシピ検索窓が見づらく、作りたいレシピにたどり着くまで「思ったより時間がかかるな…」と感じます。
そもそもホットクック縛り・煮物縛りのレシピを探すのって大変じゃないですか?
ほっとくだけでは調理できない
例えば牛スジの煮込みは、肉を下茹でした後に一度ふたを開けて材料を投入しなおす必要があります。
調理が完了した後も、仕上がりがうまくいかず、調理時間を延長することもしばしば。
購入してから5年たっても使いこなせない、私自身に問題がある気もしますが、決して料理初心者におすすめできる機械ではありません。
そんなわけで、購入当初に期待していた「手軽さ」のイメージとの大きなギャップを感じました。
「面倒な過程を省きたい」
「短時間で仕上げたい」
というニーズに合わなかったのが、ホットクックを使わなくなった最大の理由です。
その点、食材宅配のヨシケイは、献立を考える、買い出しをする、食材をカットする手間が全て省かれます。
ヨシケイを利用してからは調理が断然楽になり、ホットクックを使うメリットを感じなくなったんです。
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ホットクックは魔法のお鍋ではない
ホットクックって、煮物、茹でもの、蒸し物料理は得意ですが、揚げ物や炒め物は作れないという残念な特徴があります。
ホットクックお得意の煮物も、カレーやシチューばっかりだと正直飽きます。
家族は私を含めみんな揚げ物・炒め物が大好きなので、必然的にホットクックの出番がなくなってゆくのです。
ゆで卵や蒸し野菜なんかは、
と思うわけで。
ゆで卵だったら、こちらのアイテムのほうが気軽に作れます。
ホットクックは魔法の鍋ではなく、洗い物のパーツを増やすだけの、でかくて場所をとる置物に見えてきました。
ホットクックに向いている人
ボロクソに酷評しましたが、ホットクックを買ってすごく後悔しているかといえば、そういうわけではないです。
まず、ホットクックがあれば料理のバリエーションが格段に増えます。
ホットクックの強みは、
- 出来上がり時間を設定できる
- 煮込み料理が美味しくできる
ことにあり、特に時間のかかる煮込み料理や、スープの調理ではとても便利です。
予約調理機能を使って朝からセットしておけば、夕飯時には美味しい煮込み料理が完成します。
ただ、私のように面倒くさがりで極力調理時間を減らしたい人には、ニーズが合わなかった部分があります。
- 料理のバリエーションを増やしたい人
- 美味しい煮込み料理を作りたい人
- 時間に余裕がある人
- 資金に余裕がある人
- 置き場所に余裕がある人
とはいえホットクックを全く使わなくなったわけではなく、もちろん活躍の機会もあります。
我が家でホットクックが活躍する場面は
- 温泉卵
- 栗きんとん
- 豚の角煮や牛スジ煮込み
です。
特に温泉卵は、低温で長めの時間を調理するので、鍋コンロ調理での調理は難しく、大量に作るときには重宝します。
栗きんとんは、お正月時期にスーパーで購入すると高いので、手作りして気兼ねなくたくさん食べるためにホットクックで作りました。
豚の角煮や牛スジ煮込みは少々手間はかかりますが、やはりお肉がホロホロになるのがうれしいポイント。
使っているとやはり「買って良かった!」と思う瞬間も多くあります。
もし購入するなら、容量が大きいタイプと小さいタイプがありますが3~4人家族の場合は小さいタイプで十分だと思います。
【結論】ホットクックは買うべきか
ホットクックは確かに便利ですが、決して「万能」というわけではありません。
購入を迷っている方は
検討することをおすすめします。
少なくとも万能な魔法の電気鍋ではなく、ホットクックは使い方にコツが必要な家電です。
ホットクックは、時間に余裕があって、色々な調理を楽しみたい方にはとっても便利なアイテムと言えます。
購入を検討している方にとって、少しでも参考になれば幸いです!